スマホ料金、もっと安くできないのかな…
格安SIMが登場してから、以前よりはスマホを安く持てるようになりました。
とはいえ、なかなか自分に合ったプランが選べず、ずっと高額な通信料金を支払っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、自分に合った、安価なスマホプランを見つける最良の方法をお伝えします!
格安SIMが登場し始めた頃から現在に至るまで、格安SIMと関わり続けている筆者が行き着いた、スマホ料金節約の最適解をお届けしましょう!
結論、自分に最適かつ最安でのスマホ利用には、デュアルSIMで1台のスマホで2キャリア利用することが最良の方法と言えます。
この記事を読めば、スマホの品質や使い勝手に妥協することなく、あなたが求める機能を備えつつ、最安で最良のスマホが利用できるようになること間違い無しです!
- スマホ料金節約の裏技!デュアルSIMとは?
- スマホ料金節約の裏技!SIM種別によるデュアルSIM組み合わせ方
- スマホ料金節約の裏技!デュアルSIMを使いこなすための事前準備
- スマホ料金節約の裏技!デュアルSIMで利用するおすすめ格安SIMの選び方
筆者の自己紹介
料金の表記は、特に断りがない限り、税込み表記になっております。
※当記事ではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。
順番に見ていきましょう!
スマホ料金節約の裏技!デュアルSIMとは?
まずは、そもそもデュアルSIMって何なのか?詳しく説明しましょう。
- デュアルSIMとは?
- デュアルSIMの種類
デュアルSIMとは?
デュアルSIMとは、一言でいうと、1台のスマホで2つのキャリアを併用する使い方のことです。
デュアルSIMの特徴
- 1台のスマホで2つのキャリアが利用できる
- 電話番号が2つ持てる
- 2キャリアのプランの良いとこ取りができる
デュアルSIMの利用例
A社では通話を、B社ではデータ通信を中心に利用することで、それぞれの格安SIMの良いとこ取りが実現
要は、2つの格安SIMを契約してしまうということだね!
デュアルSIMの種類
2キャリアの格安SIMを併用するデュアルSIMですが、デュアルSIMには、スマホ端末が2つのSIMカードをどのように認識するかによって4つのパターンが存在します。
デュアルSIM4つの認識パターン
- DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)
- DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
- DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)
- DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)
通話待ち受け | 通話SIM切り替え | データ通信 | 通話中のデータ通信 | |
---|---|---|---|---|
DSSS | 一方のみ | 要 | 片方のSIMのみ 4G回線 | 不可 |
DSDS | 2つのSIMで有効 | 不要 | 2つのSIMでデータ通信可 ※片方は3G回線に | 不可 |
DSDV | 2つのSIMで有効 | 不要 | 2つのSIMでデータ通信可 ※両方4G回線 | 不可 |
DSDA | 2つのSIMで有効 | 不要 | 2つのSIMでデータ通信可 ※両方4G回線 | 可 ※両方のSIMで可能 |
デュアルSIMで利用する場合は、DSDVかDSDAがおすすめです。
日本のスマホ端末ではDSDAはまだほとんど未対応なので、基本はDSDVがおすすめ!
スマホ料金節約の裏技!SIM種別によるデュアルSIM組み合わせ方
デュアルSIMの種類が分かったところで、いよいよ2つのキャリアを選んで組み合わせよう!
そう思った方はちょっと待ってください!
実は、利用するスマホ端末によって、利用できる格安SIMキャリアが変わってきます。
ここでは、デュアルSIMの組み合わせ方を詳しく解説します。
- SIMの種類
- nanoSIM+nanoSIM
- nanoSIM+eSIM
- eSIM+eSIM
SIMの種類
格安SIMにはいくつか種類があり、SIMの種別と利用するスマホ端末によって、デュアルSIMでの組み合わせ方が変わってきます。
SIMの種類
- SIMには物理SIMとeSIMの2種類がある
- 物理SIM、eSIMを組み合わせることで2キャリアを併用する
デュアルSIMで利用する上で、物理SIMとeSIMの理解は必須です!
nanoSIM+nanoSIM
さて、ここから実際にデュアルSIMで利用するためのSIMの組み合わせ方法を解説します。
先ほどのSIMの種類によって組み合わせ方が全部で3パターンあります!
nanoSIM+nanoSIM
nanoSIMを入れるスロットが2つある端末であれば、この組み合わせで利用できます!
物理SIM2枚利用の場合、全ての格安SIMキャリアが対応しているので、最も組み合わせの幅が広がるよ!
nanoSIM+eSIM
続いての組み合わせは、nanoSIM+eSIMです!
nanoSIM+eSIM
nanoSIM+eSIMで利用する場合は、格安SIMキャリアにeSIM対応プランがあるのかが最重要!
最適な組み合わせの見つけ方は、まずeSIM対応キャリアを探し、その後通常SIMのプランを探します!
eSIM+eSIM
最後の組み合わせは、eSIM+eSIMです。
この組み合わせ方は、対応端末が少ないので、あまり一般的ではありません。
eSIM+eSIM
2キャリアともeSIM対応である必要があるため、デュアルSIMの組み合わせが限られる
eSIM対応プランが増えれば、需要も更に高くなりそうですね!
スマホ料金節約の裏技!デュアルSIMを使いこなすための事前準備
デュアルSIMを使いこなすためには、事前準備が必要です。
しっかりと下調べをして、最良の組み合わせを選びましょう!
- 対応端末を準備する
- 2つのスマホキャリアを用意する
対応端末を準備する
まず第1に、デュアルSIM対応のスマホを用意する必要があります。
デュアルSIM対応端末は先ほど説明した3つのタイプがあります。
デュアルSIM対応端末の3パターン
- nanoSIM+nanoSIMに対応したスマホ端末
→Android端末のみ - nanoSIM+eSIMに対応した端末
→Android端末、iPhoneXR,XS以降発売機種 - eSIM+eSIMに対応したスマホ端末
→iPhone13以降に販売された機種
nanoSIM+nanoSIMおすすめ端末例
OPPO Reno5A、OPPO A77、OPPO A55s、Redmi Note 11、moto e32s、moto g32
上記の端末はIIJmioで最も安く購入することができます。
nanoSIM+eSIMおすすめ端末例
・iPhoneXR/XS以降のiPhoneシリーズ
・Android端末はこちら
nanoSIM+eSIMでデュアルSIMを利用できる端末が最も種類が多いです!
eSIM+eSIMおすすめ端末例
・iPhone13以降のiPhoneシリーズ
iPhone13以降の機種で最も安く購入できるのは、楽天モバイルです!
2つのスマホキャリアを用意する
デュアルSIM対応端末を用意できたら、いよいよ実際に利用する格安SIMキャリアを2つ選択します。
キャリアを選択する場合いくつか注意点がありますのでご確認下さい!
2つのスマホキャリアを選択する際の注意点
- nanoSIMで利用するのか、eSIMで利用するのかを確認
- eSIMで利用する場合は、格安SIMキャリアがeSIMに対応しているプランがあるのか確認
- 利用したいキャリアで自分のデュアルSIM対応端末は対応しているのか
デュアルSIMで利用するにあたって最も重要なのが、2つのSIMを組み合わせて利用する場合、eSIMで利用することができるかどうかの確認です。
デュアルSIM端末の普及により、新たにeSIMに対応可能になったキャリアもあるものの、未だに未対応のキャリアもあります。
事前に詳しく調べておくことがおすすめ!
eSIM対応キャリアについてはこちらで全網羅していますので、確認下さい。
スマホ料金節約の裏技!デュアルSIMおすすめ格安SIMの選び方
デュアルSIM端末を用意し、nanoSIM、eSIMの組み合わせが決まったら、具体的にどこで利用するかを選んでいきます。
何を基準に選んだら良いの?
こんな疑問を持っている方のために、スマホのプロがおすすめするデュアルSIMで利用する格安SIMキャリアの選び方を伝授しましょう!
具体例を出して3例紹介します。
- 音声通話とデータ通信を使い分ける
- 特定アプリのデータフリーSIMとその他データ通信を使い分ける
- データSIMを有効活用する
デュアルSIMのおすすめの組み合わせについて詳しく知りたい方はこちらも参考にして下さい。
音声通話とデータ通信を使い分ける
デュアルSIMにおける、最も一般的な格安SIMキャリアの選び方は、音声通話とデータ通信を使い分け、それぞれに適したキャリアを選択する方法です。
・かけ放題は安いのに、適したデータ通信のプランがない
・データ通信のプランは安価な適したプランがあるのに、かけ放題がない
こんな悩みを抱えている方は、それぞれに特化したキャリアを1つずつ選べばお悩み解消です!
音声通話とデータ通信を使い分けるデュアルSIMの選び方事例
【現状例】
LINEMO20GB(2,728円)プラン+かけ放題(1,650円)
=4,378円
・利用スマホはiPhone12
・実際の利用ギガ数、月約10GB
・かけ放題は必須
【デュアルSIM利用例】
NURO Mobile1GBかけ放題プラン(1,870円)
+IIJmio8GBプラン(1,100円)
=2,970円
・NURO Mobile(nanoSIM)+IIJmio(eSIM)
・アプリ経由無しのかけ放題+通信8GB
※4,378円-2,970円=1,408円の節約
IIJmioはデータ専用eSIM(ドコモ網)を利用しています!
特定アプリのデータフリーSIMとその他データ通信を使い分ける
「特定のアプリを外でもよく利用し、それ以外のデータ通信はあまり利用しない」
こんな方もデュアルSIMを有効活用できます。
・毎月ある程度のギガ数は使っているが、利用しているのは特定アプリのみ
・音声通話、その他データ通信はほとんど利用しない
特定アプリと通常のデータ通信を使い分けるデュアルSIMの選び方事例
【現状例】
ahamo大盛り100GB=4,950円
・利用スマホはiPhone12
・外出先でもU-NEXTを頻繁に視聴
・毎月のギガ数は40GBほど、U-NEXT以外のデータ通信はほぼ使わない
・音声通話もほぼ利用しない
【デュアルSIM利用例】
BIGLOBE mobileエンタメフリーオプション1GB(1,288円)
+LINEMOミニ(3GB)プラン(990円)
=2,278円
・BIGLOBE mobile(nanoSIM)+LINEMO(eSIM)
・U-NEXTはBIGLOBE mobileで見放題、その他データ通信はLINEMOで
※4,950円ー2,278円=2,672円の節約
BIGLOBE mobileのエンタメフリーオプションはU-NEXT以外のアプリもデータフリーで利用できるのでかなり便利です!
データSIMを有効活用する
デュアルSIMではデータ専用SIMを有効活用すれば、料金を更に節約することができます。
データ専用SIMを有効活用するデュアルSIMの選び方事例
【現状例】
楽天モバイル20GB=2,178円
・利用スマホはiPhone12
・通話はほぼ使わない
・データ通信は月20GB利用
【デュアルSIM利用例】
REMOモバイル(20GB)1,480円
+日本通信(1GB)290円
=1,770円
・REMOモバイル(nanoSIM)+日本通信(eSIM)
・REMOモバイルはデータ専用のため通話は日本通信で利用
・データ通信はREMOモバイルで20GBを利用
※2,178円-1,770円=408円の節約
データ専用SIMを使いこなせれば、料金が劇的に安くなってきます。音声通話ができないところをデュアルSIMで補うわけですね!
スマホ料金節約の裏ワザを公開!デュアルSIMの教科書:まとめ
ここまでの内容をまとめます。
本記事の内容
- スマホ料金節約の裏技!デュアルSIMとは?
①デュアルSIMとは?
②デュアルSIMの種類 - スマホ料金節約の裏技!SIM種別によるデュアルSIM組み合わせ方
①DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)
②DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
③DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)
④DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ) - スマホ料金の裏技!デュアルSIMを使いこなすための事前準備
①SIMの種類
②nanoSIM+nanoSIM
③nanoSIM+eSIM
④eSIM+eSIM - スマホ料金の裏技!デュアルSIMで利用するおすすめ格安SIMの選び方
①音声通話とデータ通信を使い分ける
②特定アプリのデータフリーSIMとその他データ通信を使い分ける
③データSIMを有効活用する
デュアルSIMは、使い方によって、スマホ料金を大幅に節約することができます。
重要なのは、現状のスマホ状況を把握し、どこの格安SIMキャリアと組み合わせるのが最適なのかをきちんと調べることです。
きちんと把握して、あなたオリジナルのデュアルSIMの組み合わせを見つけてみて下さいね!
デュアルSIMで利用するおすすめ格安SIMについて更に詳しく知りたい方はこちらも参考にして下さい。
にほんブログ村
コメント