
少しでも安く、質も良く携帯電話を利用したい!
これが実現すれば嬉しいですよね!
今や携帯キャリアの数は100社を超え、値下げ競争は日に日に激化。
このような環境下において、携帯利用の最適解は、2社のSIMカードを併用することです。
今の携帯電話は、なんと、1台で2社のキャリアSIMを利用することができるのです!
本記事では、どこよりも分かりやすく、利用ニーズに合わせた格安SIMの利用方法をご紹介します。
- デュアルSIMを組み合わせる前に確認しておくべきこと
- デュアルSIM最強の組み合わせを見つけるために把握しておくべきこと
- デュアルSIM最強の組み合わせ6パターン
筆者の自己紹介


まだ格安携帯を利用したことない方はもちろん、すでに利用している方まで、非常に役に立つ内容になっていますので、是非携帯キャリア選びに役立てて下さい!
料金の表記は、特に断りがない限り、税込み表記になっております。
デュアルSIMを組み合わせる前に確認しておくべきこと


デュアルSIMとして2つのSIMカードを組み合わせる前に、いくつか確認しておくべきことがあります。
- 機種がデュアルSIMに対応しているか?
- SIMの組み合わせ方式をチェックする
- SIMロック解除ができるか?
順番に見ていきましょう!
機種がデュアルSIMに対応しているか?
2つのSIMを同時に使う際、始めに必ず確認すべきなのが、利用している機種が、デュアルSIMに対応しているのかどうかということです。
デュアルSIMに対応している機種
- iPhone
→iPhoneXS、iPhoneXR以降に販売された機種 - Android
→HUAWEI、OPPO、Xiaomi、ASUS、SHARPなど近年発売の機種はほぼ対応
iPhoneなら、XS・XR以降の機種であれば、全てデュアルSIMに対応しています。
Androidは機種毎に異なる場合があるので、購入時に、念のため確認しておく方がいいでしょう。



最近はデュアルSIM対応の携帯機種も格安で購入できるので、これを機に購入するのもありかも!
ちなみに私はiPhoneユーザーですが、先日楽天で、2台目としてOPPOA73を購入しました。
購入のタイミングにもよりますが、ポイント含めると1万円以下でデュアルSIM対応機種が購入できてしまうので、おすすめですよ!
SIMの組み合わせ方式をチェックする
ここで改めて、デュアルSIMとは何かを説明します。
デュアルSIMとは?
1台のスマホにSIMカードを2枚挿して利用できる機能のこと



デュアルSIM対応でも、SIMカードの差し口が1カ所の機種もあるような気が・・・
そう!デュアルSIM対応の機種には2パターンあるのです。
デュアルSIMの2パターン
- パターン①物理SIM+物理SIM(SIMカードを2枚入れて利用)
- パターン②物理SIM+eSIM(SIMカードは1枚のみ、もう1つは端末に内蔵されているeSIMを利用)
パターン①は、SIMカードを入れるところが2カ所あって、それぞれにSIMカードを入れて使います。
パターン②はSIMを挿す口は1つだけで、もう1つは、スマホ本体にあらかじめ組込まれたSIM(eSIM)の機能を使うため、物理的なSIMカードはありません。


基本的にeSIMの場合は、使いたいキャリアが、eSIMプランを提供していないと、物理SIMとあわせて、2つのSIMを利用することはできません。



eSIMプランがまだないキャリアも多いので注意してね!
SIMロック解除ができるか?
これは、いわゆる格安SIMを利用する場合、デュアルSIMでの利用に関わらず必須の作業です。
特定のキャリアでしか利用できないSIMのロックを解除することを、SIMロック解除といいます。
2021年10月以降に販売された機種は、SIMロックがされていないので、ロック解除の必要はありません。
ちなみに、SIMロック解除は、自分で簡単にできます。
SIMロック解除の方法
- 現在使っているキャリアのWEBサイトからSIMロックを解除する。
- 現在使っているキャリアのショップに行って店頭でSIMロック解除をしてもらう。
ただし、ショップでSIMロック解除をする場合は、1台あたり3,300円の手数料が取られてしまいます。



とても簡単にできるので、WEBサイトからやるのがおすすめ!
しかしながら、場合によっては、ショップでしかできないケースもありますので、一旦自分でやってみて、できなければ、最終的にショップやってもらいましょう。
デュアルSIM最強の組み合わせを見つけるために把握しておくべきこと


自分オリジナルのデュアルSIMをカスタマイズしていくにあたって、現状のスマホの使い方を知っておく必要があります。
- 電話の使用頻度
- どんなアプリを利用するのか?
- インターネットの利用頻度
これらの項目について、「自分がどれほど利用するか」を知った上でSIMの組み合わせを選ぶことが最重要です!
電話の使用頻度



まずは、電話(音声通話)の使用頻度を確認しましょう!
ここでいう電話というのは、LINE電話ではなく、電話番号を使った音声通話のことです。
LINE電話しか利用しない方は、SIMを選ぶ際に、音声通話のことは気にしなくてOKです!
「家族間の通話は無料だから変えられない…」こんな方は、SIMの選択の際に、2つのSIM契約の内の1つは、電話のかけ放題が安く利用できるキャリアを選択する必要があります!
例えば、楽天モバイルであれば、専用の「楽天LINK」というアプリを通した通話にすれば、24時間誰にかけても通話料は無料です。



1枚目のSIMは楽天LINKアプリで通話をするためだけに使います。
インターネット通信は使い勝手に応じて、別のSIMで利用すれば、大きな節約に繋げることができます。
どんなアプリを利用するのか?



普段、よく使うアプリも把握しておきましょう!
特定のアプリしか利用していない場合は、特定アプリのインターネット接続が使い放題で利用できるキャリアを選びましょう!
自分がよく使うアプリ利用が無制限で利用できるキャリアがあれば、インターネットの通信料金を大幅に下げることができます!
例えば、ビックローブモバイルであれば、特定アプリが無制限で利用できます。
特定アプリ以外のインターネット通信は、もう1つのSIMで利用することで料金を安く抑えることができます。
インターネットの利用頻度



月々のインターネット接続の頻度を必ず確認しましょう!
毎月のインターネット利用(ギガ数)によって、選ぶSIMプランが変わってくるので、毎月の平均容量(インターネット利用量)は必ず把握してください。
自分の利用ギガ数に応じた、容量プランがあるキャリアを選びましょう!
例えば、毎月のインターネット利用の上限が定まっていない、または旅行など、特定の時だけ、ネット接続が多くなるような方は、povo2.0であれば、その時々に応じた容量を購入できます!
povo2.0の最大の特徴、それは、全く使わない月は基本料金0円で利用できることです。
普段使いでギガは不要な方は、トッピング用にpovo2.0を利用し、もう1つのSIMで低容量のギガを契約すれば格安利用が実現します!
デュアルSIM最強の組み合わせ6パターン


電話の使用頻度、インターネットの容量、特定アプリの利用有無を確認したら、SIMを組み合わせて自分オリジナルの組み合わせを見つけます!



最強のSIMの組み合わせ6パターンをご紹介します!
- 楽天モバイル(音声SIM)×IIJmio(eSIM)
- 楽天モバイル(eSIM)×REMOモバイル(データSIM)
- 楽天モバイル(eSIM)×povo(音声SIM)
- povo(eSIM)×BIGLOBEモバイル(音声SIM)
- JCOMモバイル(音声SIM)×IIJmio(eSIM)
- 楽天モバイル(eSIM)×3大キャリア(音声SIM)
それぞれのキャリアでは、SIMの種類が3パターンありますので、どのSIMプランを使ったらいいのかをカッコ内に記しています。
SIM契約の3パターン
- 音声SIM
- データSIM
- eSIM


楽天モバイル(音声SIM)×IIJmio(eSIM)



外でも適度に動画視聴、電話は楽天LINKで24時間無料で使える最強の組み合わせです!
楽天モバイルのプラン内容


赤枠のところ、1GBまでの利用であれば、楽天モバイルは、なんと基本料金が無料です。
ただし、1GBまでの利用無料は、1回線のみとなりますのでご注意を!
また、楽天LINKというアプリ経由の音声通話であれば、誰と話しても24時間通話料金無料となります。
楽天モバイルはインターネット通信を一切使わず、楽天LINKの音声通話専用で利用します!
IIJmioのプラン内容


インターネット通信はIIJmioのeSIMプラン(データ通信のみ)を利用します
20GBで1,650円は破格の値段です!
楽天モバイル(音声SIM)×IIJmio(eSIM)
楽天モバイル0円(24時間通話料金無料)×IIJmio(通信容量20GB)1,650円=1,650円
※IIJmio20GBの場合
2,000円を切って、音声通話はかけ放題で20GB利用できる、まさに最強の組み合わせです!
楽天モバイル(eSIM)×REMOモバイル(データSIM)



楽天モバイルをeSIMにすると、データSIMでスーパー格安通信が実現します!
楽天モバイルのプラン内容
楽天モバイルはインターネット通信を一切使わず、楽天LINKの音声通話専用で利用します!
楽天モバイルは音声SIMプランもeSIMプランも全く同じです。
eSIMプランで利用することで、SIMカードが不要になり、データ通信の方をSIMを入れて利用できるようになります。
楽天モバイルのSIMプラン変更については、楽天モバイル無料期間終了後はどうする?【楽天ユーザーである通信のプロが解説!】をご覧ください。
REMOモバイルのプラン内容


REMOモバイルはデータSIM専用です。20GBでも1,480円というとんでもない安さが売り!
eSIMプランもないので、データSIMを挿して利用するより方法はありません。
5GB、10GB、20GBはREMO割で永年割引がききます!
キャンペーン対象人数10万人のため、人数に達すればREMO割料金は適応できません。
楽天モバイル(eSIM)×REMOモバイル(データSIM)
楽天モバイル0円(24時間通話料金無料)×REMOモバイル(通信容量20GB)1,480円=1,480円
※REMOモバイル20GBの場合
恐らく、20GBのデータ容量が利用できる通信会社の中で、最安の値段です。
楽天モバイル(eSIM)×povo(音声SIM)



この2キャリアは両方ともeSIMに対応しているため、eSIMと音声SIMの組み合わせは逆でもオッケーです!
あまりインターネットを利用しない方、使うとしても限定的な方におすすめです。
楽天モバイルのプラン内容
今まで見てきた組み合わせと同じように、楽天LINKで通話料無料利用のために選びます。
povoのプラン内容


povo2.0は基本料金が無料で、使いたい時に使いたいだけトッピングするような仕様になっています。
最後に購入した有料トッピングの有効期限の翌日から180日間、有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となる場合があります。 また別途所定の手数料等の費用がかかる場合があります。
長期間、全くトッピングしないと手数料がかかったり、解約になったりする可能性がありますので注意が必要です。
楽天モバイル(eSIM)×povo(音声SIM)
楽天モバイル0円(24時間通話料金無料)×povo(通信容量トッピング)0円=0円
全くトッピングしない月は、なんと月額0円で利用することができてしまいます。
1日使い放題330円のトッピングもあるので、旅行や出張など、外でのインターネット通信が非定期的に過多になったとしても、心配無用です!
povo(eSIM)×BIGLOBEモバイル(音声SIM)



YouTubeやU-NEXTなど、特定のアプリだけよく使う方はpovo×BIGLOBEモバイルが最適です!
povoのプラン内容
BIGLOBEモバイルにはeSIMプランがないため、povoはeSIMプランで契約します!
基本料金はトッピングをしない限り無料です。
BIGLOBEモバイルのプラン詳細


BIGLOBEモバイルは音声SIM契約に+308円で特定アプリを使い放題で利用できるのが最大の特徴です。
BIGLOBEモバイルのデータ通信料は安くないので、プランS(1ギガ)でデータ通信はpovoで利用するのがおすすめです。
ビッグローブモバイルで無制限利用できる特定アプリ
YouTube・ABEMA・U-NEXT・YouTube Kids・YouTube Music・Apple Music・Spotify・AWA・Amazon Music・LINEMUSIC・radiko・らじる★らじる・dヒッツ・楽天ミュージック・TOWER RECORDS MUSIC・dマガジン・dブック・楽天マガジン・楽天Kobo・Facebook Messenger・au PAYマーケット
実に、21ものアプリがギガフリーで無制限利用できます。
つまり、BIGLOBEモバイルの料金はプランS(1GB)1,078円+エンタメグリーオプション308円=1,386円になるわけです。
povo(eSIM)×BIGLOBEモバイル(音声SIM)
povo(通信容量トッピング)0円×BIGLOBEモバイル(プランS+エンタメフリーオプション)1,386円=1,386円
特定アプリ以外のインターネット通信を利用する場合は、BIGLOBEモバイルの1GBか、povoで必要な分をトッピングして使います。
また、この組み合わせの場合は、電話番号を2つ持つことができます!
povoのeSIMプランでもBIGLOBEモバイルの音声SIM プランでも電話番号が付与され通話が可能です。
携帯番号を2つ持ちたい方にもおすすめの組み合わせですね!
J:COMモバイル(音声SIM)×IIJmio(eSIM)



J:COMの動画コンテンツを多く見たい方におすすめの組み合わせです!
J:COMモバイルのプラン内容


J:COMモバイルは1GB~20GBまでプランがあり、J:COMのその他サービス(TV/NET/TEL/電気/WIMAX)とセットで利用するとデータ盛が適応され、ギガが増量されます。
J:COMモバイルを更にお得に使いたい方は、【27歳以上でもいい!?】J:COMモバイルヤング割で家族全員爆安通信利用術をご覧ください。
J:COMモバイルは音声SIMプランのみの提供です。
また、J:COMモバイルは特定のTVサービスの加入があれば、オンデマンドがギガフリーで利用できます!
オンデマンドサービスでは、プロ野球がほぼ全試合リアルタイムで見られたり、ディズニーチャンネルなどのお子様向けアニメなどがギガフリーで見られます。


J:COMのTVサービスに加入している方が、J:COMモバイルを利用すれば、5GB1,078円で利用でき、オンデマンドサービスはギガフリーで利用できるのです。
IIJmioのプラン内容
J:COMモバイルが音声SIMのサービスしかないので、IIJmioはeSIMでのデータ契約になります。


インターネットの利用量に応じてeSIMのギガ数を選びます。
J:COMモバイル(音声SIM)×IIJmio(eSIM)
J:COMモバイル(データ盛適用5G)1,078円×IIJmio(eSIMデータ20GB)1,650円=2,728円
※IIJmio20GBの場合
この料金で、オンデマンドサービスで、動画コンテンツが見放題で更にJ:COM、IIJmioあわせて25GBの容量が利用できます!
エンタメを重視したい方には激熱の組み合わせです!
楽天モバイル(eSIM)×3大キャリア(音声SIM)



安さより安定した電波を使いたい!携帯番号2つ持ちたいけど2台持ちは面倒だし…そんな方には最適です!
楽天モバイルのプラン
楽天モバイルはインターネット通信を一切使わず、楽天LINKの音声通話専用で利用します!
楽天モバイルの使い方は他の組み合わせの場合と同様で、通話のために使います。
楽天モバイルでは音声SIM 、eSIM共に電話が使えるので、どちらの契約でも電話番号が発番されます。
3大キャリアのプラン
3大キャリア=docomo、au、SoftBankのプランと組み合わせます。
docomo、au、Softbank共にインターネット使い放題プランと、低用量のプランの2種類があります。
電話番号継続で、それぞれにキャリア変更する場合、3大キャリアではショップでの対応になりますのでご注意を!
楽天モバイル(eSIM)×3大キャリア(音声SIM)
楽天モバイル(eSIM)で電話番号を発番、3大キャリア(音声SIM)でも同じく発番し、2番号を使い分けられる。
デュアルSIM最強の組み合わせ方法:まとめ


ここまでの内容をまとめます。
本記事のまとめ
- デュアルSIMを組み合わせる前に確認しておくべきこと
・機種がデュアルSIMに対応しているか?
・SIMの組み合わせ方式をチェックする
・SIMロック解除ができるか? - デュアルSIM最強の組み合わせを見つけるために把握しておくべきこと
・電話の使用頻度
・どんなアプリを利用するのか?
・インターネットの利用頻度 - デュアルSIM最強の組み合わせ6パターン
・楽天モバイル(音声SIM)×IIJmio(eSIM)
・楽天モバイル(eSIM)×REMOモバイル(データSIM)
・楽天モバイル(eSIM)×povo(音声SIM)
・povo(eSIM)×BIGLOBEモバイル(音声SIM)
・JCOMモバイル(音声SIM)×IIJmio(eSIM)
・楽天モバイル(eSIM)×3大キャリア(音声SIM)
デュアルSIMは2つのキャリアのいいとこ取りができる、最強の格安SIM利用方法です。
自分の使い方次第で、自分オリジナルの更に最強な組み合わせ方を見い出すこともできるでしょう!



今の時代、知らなければ損をすることばかりです。泣
携帯料金が高いと悩んでおられるそこのあなた!
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